下の歯が上の歯より前に出ている受け口(反対咬合)のお子さんに使用する既製品の矯正装置が発売されました。以前から似たような矯正装置はありましたが、調布矯正歯科クリニックの柳澤宗光先生が、乳歯列の時にだけ使用できる安価で簡便な矯正装置(ムーシールド)を考案されました。
今まで本人の協力が望みにくい早期時期(3〜4歳の乳歯列の時)には、積極的に治療してはおりませんでしたが、ムーシールドは、就寝時のみの使用で、目的を達成することが可能です。かみ合わせの安定の意味も含めて、1年間をめどに使って頂きます。また、その後は、定期的に健診を継続していく事が重要です。ムーシールドは本人が積極的に使用しないと、効果は望めませんし、永久歯が生えて矯正治療が必要になる場合も、もちろんあります。しかし、効果が現れない場合でも反対咬合の原因の一つでもある舌の位置の異常を改善することもできますので、無駄にはなりません
反対咬合のお子さんは3歳児健診で4〜5%の割合で見つかります。「適切な時期に、短期間で治療する」のが理想ですが、本人の成長が深くかかわっており、矯正治療が長期にわたることもあります。治療を始める時期が遅くなると、反対咬合の程度がひどくなる傾向もあります。そこで、より早期に矯正治療を開始することによって「正しい成長発育ラインに乗せる事」が大事になってきます。
※ 将来、矯正治療が必要になった場合は正規の診査診断料、施術基本料がかかります。
ゆきなり小児・矯正歯科でお渡ししているパンフレットをから見ることができます。
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